お台場の散歩デートは、船の科学館へ行って海のロマンに浸ろう
あなたと彼氏又は彼女は、海や船が好きですか?
お台場は海に接しており、散歩や遊び場にぴったりで、デートスポットとして人気があるところです。
博物館系の見学や体験が好きという方には、船の科学館があります。
海や船が大好きという方はもちろん、そうでない方も船の科学館は普段あまり見聞きしないことを見たり、体験することができるので知的好奇心を満足してくれます。
お台場の散歩デートの一つにしてみてはいかがでしょうか?
今回は、船の科学館前に展示してある初代南極観測船宗谷を中心に、奇跡の船と呼ばれる所以などをご紹介します。
●船の科学館、宗谷は、海のロマンを感じることができるデートスポット
船の科学館は、「海と船の文化」をテーマにした海洋博物館です。
日本は島国で周りが海に囲まれているので、船の利用が欠かせません。
青い海原を船に乗って島に行ったり、異国の地に向かうって、何かロマンがあるように思いませんか。
船の科学館では、異国の果て南極に向かった初代南極観測船”宗谷”が見られます。
・奇跡の船”宗谷”
南極観測船”宗谷”は建造してから80年を迎える(2018年時点)古い船ですが、”奇跡の船、不可能を可能にした船”ともいわれています。
「宗谷」が建造されたのは長崎県の川南造船所で、旧ソ連向けの耐氷型貨物船として作られたのですが、ソ連には引き渡されずに国内で貨物船として使われました。
耐氷型貨物船とは氷が浮いているような海でも航行ができる貨物船のことです。
その後、海軍の所属となり太平洋戦争当時は南洋の測量や物資の輸送に活躍していました。
太平洋戦争の開戦後は、敵に見つかり攻撃されたことがありましたが、奇跡的に被害ゼロが何度も起きています。
船にも運命があるとしたら、強運を通り越して豪運ということができます。
戦後は、重大な使命を帯びた南極観測船として使われました。
この時で既に建造18年の老朽船であったにも関わらず、精一杯改装されました。
そして、第1次観測隊を乗せて南極へ向かったのです。
南極に向うに当たっては、宗谷は老朽船でありその出力も4,800馬力で砕氷船としての性能も同時代のアメリカの砕氷船と比べてもかなり見劣りするものだったので、南極には接岸不可能とまでいわれました。
ところが、宗谷は無事に南極に到着することができ、不可能を可能にした。
またもや、「奇跡の船」といわれることになりました。
宗谷は6次にわたり南極観測で活躍し、その後は海上保安庁の巡視船として活躍しました。
そして昭和54年の5月から船の科学館前に係留され、展示されているのです。
船内の見学もでき、操縦室、エンジンルーム、船員の部屋などを見ることができます。
●宗谷以外の屋外展示
屋外展示場には、大人も子どもも喜びビックリするような大型の展示物もあります。
・深海を調査する潜水艇PC-18(模型)
・大迫力の直径6メートルの大型スクリュー
・潜水調査船「たんかい」
・海底ハウス「歩号一世」
★船の科学館
〒135-8587 東京都品川区東八潮3番1号
TEL:03-5500-1111
・開館時間 10:00-17:00(宗谷は16:45まで入船可能)
・休館日 毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は火曜日)
年末年始(12/28~1/3)
★入館料
船の科学館、宗谷ともに無料